ギリシャの有名な英雄叙事詩ホメロスのイリオスに語られているトロイ戦争の舞台。 トロイの地に集落が出来始めたのは紀元前3000年頃という。 エーゲ海交易の中心地として繁栄したが、栄えては滅びるという歴史を繰り返し、 その結果トロイは全部で9層にわたる都市遺跡を形成している。 第1市：(BC3000〜2500年)、第2市：(BC2500〜2300年)、第6市：(BC1700〜1250年) 第7市：(BC1250〜1000年）、第8市：(BC1000〜85年)、第9市：(BC85〜AD500年） トロイ戦争(BC1200年頃）で町は滅亡したが、その後イオニア人が植民し、アレクサンダー大王や コンスタンティヌス帝がこの地を訪れた。 「トロイの木馬」の伝説を信じたドイツのシュリーマンが1871〜73年に ヒサルルクの丘Hisarliktepeを発掘した。現在もテュービンゲン大学による発掘、調査が続いている。 その伝説の木馬は遺跡の入口に立っていて中に入れるようになっていた。 (2012.08.09　dora記)